失恋って本当につらい
苦しくて
思い通りに行かなくて
情けなくなります。
でも
だからこそ
それを経験した人は
恋愛でずっと上手くいってきた人には
できない行動を選択することができます。
あれは
私がかつて
高校の女性教師に恋していた時の話です。
彼女は国語の担当で
私の学年とは別の学年で授業をしていました。
噂で
「きれいな女の先生がいる」
という話は聞いていたけど
見たことも無い
しかし
高校3年生の夏休みで
好きに先生を選んで授業を受けられる講座があり
私は友達に誘われ
噂の女性教師が行う講座に参加
授業を受け
私が先生に抱いた感情は
「言うてそこまで可愛いか?」
噂ばかりが先行し過ぎて
ハードルが上がっていたんでしょう。
「でもお話はちょっとしたい」
そんな思いもあり
特に興味のない
国語の授業の質問に行く私
その時の
「あーそれはねー」
という先生の喋り方に
「え、授業の時と雰囲気違う」
とギャップを感じ
ちょっと好意を持ち始めました。
そして
高校3年生の冬
受験期の私たちは
ひたすらに学校の図書館を利用して勉強
そこの図書館の担当職員が
その女性の先生でした。
私たちとは別室でしたが
私は勇気をもって再び話に行きます。
「すいません、この国語を教えてほしいんですけど」
正直
私以外にその先生に質問する人はいなかった為
凄い不思議そうに思われましたが
「いーよー」
と優しく受け止めてくれました。
そこから
というもの
私は何度も何度も
その先生に話しかけに行き
「好き」
という感情が明確になり始め
その思いが
どんどん強くなっていきました。
結局
浪人することになった大学受験
それでも
高校には週1で顔を出していて
他の先生に勉強の質問をしつつ
その先生とも話をすること楽しみにしていました。
もうその頃には
毎日、その先生のことで頭がいっぱいで
勉強している時以外は
その先生のことしか
ほぼ考えていませんでした。
そして受験が終わり
なんとか
大学に受かった私
「あの先生に想いを伝えたい」
そう思って
「食事に行きましょう」
と誘う
しかし
その先生からは
「M先生も一緒なら」
と返事
大人として
至極当然な返事
私はそのM先生とは
ほとんど話したことが無いため
その時点で
食事はムリだと感じました。
「あんなにずっと、あの先生のことを想っていたのに、こんなに軽くフラれてしまうんだ」
そんなことを思いながら
布団にかぶり
シクシクと泣いてしまう私
友達とたくさん遊ぶことで気を紛らわしたり
買い物をして
大学という新生活に気持ちを切り替えようとする毎日でした。
そうやって
私の1つの恋は終わりました。
私が失恋したのは
この恋愛だけじゃありません。
何度も失恋しています。
しかも
何年も想いつづけた人に。
失恋をする度
大泣きして
友達に慰めてもらったり
布団にパンチしたり
トイレでゲロ吐きそうになったり
毎日の生活が嫌になったりしました。
「もう生きていく意味なんてない」
何度そう思ったか。
でも
その失恋があったからこそ
「今のままじゃ嫌だ」
と思って恋愛を勉強するようになりました。
勉強したからって
すぐに上達するわけでも無く
何度も失敗して
時には女性から嫌われたりもして
試行錯誤をして
ノウハウを身に着けていきました。
もし
失恋で苦しい思いをしていなかったら
そんな大変な思いは選択しなかったはず
失恋の痛みを知っているから
その痛みを味わいたくないから
だから頑張れたんです。
それに
もし失恋していなかったら
きっと
恋愛を学ぼうともせず
「なんで失恋する奴がいるかわからねー」
と人の気持ちを理解できない人間になっていたかもしれません。
失恋し続けたからこそ
恋愛でつらく苦しんでいる人が
どういう気持ちでいるのかがわかるし
だから応援したい
と心から思えるんです。
「失恋したことがある」というのは
一見何の価値もないように思えるかもしれません
形として
何も残らないからです。
でも
形としては残らなくても
自分の行動力の源になります。
つらかったり
苦しかったり
何かを選択する時に
「あの時の失恋」が頭に出てきて
決めたりすることがあります。
失恋は決して無駄にはなっていません。
失恋は人を大きく成長させてくれます。
「私は失恋をしてきて良かった」
今
私は心からそう言えます。
今までの出会いに感謝
本当にありがとうございました。
以上
「失恋したことがある」というのが大きな財産になった
でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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片思い専門カウンセラー
長野秀樹